クルマ購入等に関するご相談(Q&A)

解説
「新車の品質(中等の品質)」
新車は種類物債権といわれています。この種類物債権の場合は、たくさんの同じ種類のものがあり、この中から現実に引渡すべき車がどういう性質をもっていなくてはならないかについては、法律用語でいえば「中等の品質」を備えていなくてはならないことになっています。では、何が中等の品質であるかというと、一般的には中等の品質とは、他の同種類の物と比べ遜色のない状態にあることを言います。

「修理を基本とする理由」
仮に車両交換を行う場合、自動車の場合には他の商品にはない特殊な手続き(車庫証明、登録、その他)や費用(保険料、税金、諸費用等)の負担があるほか、新車は登録を境として新車ではなくなり、次に販売する際には中古車として価格づけされるため大きな価格差が生じるというような特殊事情があります。 車両交換する場合には、これらの経済的負担問題(交換後の車両の諸税、諸費用等も別途に必要)も絡むことから、修理によって問題を解決することが常識的・合理的と考えられるわけです。