よくあるご相談
「今決めてもらえればお得な条件を出せますよ」と言われて契約してしまったが、やはり希望のクルマとは違うのでキャンセルしたい。
衝動買いで失敗した典型的な例です。
約款の中に定められている契約の成立時期より前であればキャンセルは可能ですが、後であった場合は難しくなりますし、キャンセル料も発生してくるでしょう。衝動買いは禁物ですよ!
展示してある中古車の中に希望のクルマがなかったため、販売店に頼んでオークションで仕入れてきてもらうことになった。
納車された車両を見ると、そもそも排気量が自分の頼んだグレードとは違っている。購入しない旨を伝えたところ、キャンセル料を請求された。
中古車に関する相談の中で、多くみられるものです。
クルマの売買で契約が成立するためには、そのクルマの車種やグレード、価格や年式、走行距離や支払方法など、取引上必要な条件が具体的に確定していなければなりません。
したがって、それらの条件が確定していなかったならば、契約成立とは言えません。
今回のケースは、たとえ契約が成立していたとしても、排気量が異なっているわけですから、契約通りのクルマとは言えず、キャンセルは可能ですが、やはり、現車を自分の目でよく見て、確認したうえで決めることが重要です!
気に入った中古車が見つかったため他人に売らないで押さえておくよう頼んだところ、「この書面に署名・捺印してください」と言われたので記入。家に帰ってからよく見たら注文書だった。
販売店は「注文は受けている。キャンセルには応じられない」と言う。
「そんな相談、ホントにあるの?」と思った方、実際にあるんです!
ウカツに名前を書いてしまったり、お金を払ってしまったりすると、取り返しのつかないことになりかねませんので、十分注意して下さい。