自動車公正取引協議会

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クルマ選び、店選び

中古のクルマを買う時に気をつけることは…?

イメージ 社会人1年目の太郎さんは、そろそろ自分のクルマを持ちたいと考えています。今回は中古車を買いたいと考えていますが、中古車の購入経験がないため少し不安です。そこで公取協で相談員をしている親戚の協子さんに中古車選びのポイントを聞いてみることにしました。

会員店のすすめ

「中古車選び」=「お店選び」です。

あなたがクルマを探しているお店は公取協の会員店ですか?
下の会員証やステッカーがあるかどうかを確認してみましょう。「公取協会員店」は、価格や品質等が、プライスボードにシッカリ表示されています。
このマークを目印に、「いいクルマ選び」の前に「いいお店選び」をして下さい。

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情報の収集

情報誌・チラシ・インターネットなどで情報を収集しましょう

中古車は新車と違って1台1台全て品質が違います。ですから、同じ車種でも値段は当然違ってきます。
中古車情報誌やチラシ広告、インターネット等にはいろいろな情報が載っています。あなたにピッタリのクルマを見つけて下さい。

通販・インターネットでの購入について

現車確認できない購入方法には、メリットとデメリットがあることを理解しましょう

最近はクルマ選びから商談、契約まで全てインターネット上でできるようになりました。とても便利になりましたが、その反面、デメリットもあることを知っておくことが重要です。 中古車は品質や状態が一台一台異なる商品ですから、現車確認をおすすめします。

<○ 主なメリット>
  • 家に居ながら、全国の中古車を、どこの販売店からも購入できる。
  • すばやく情報が得られる。
  • 家でジックリ考えられる。
  • 遠方の販売店からも購入できる。

<× 主なデメリット>
  • お店が遠方の場合は、納車日まで実際に車を確認することができない。
  • クルマの内装やエンジンの状態などが分からない。
  • 色やキズなどパソコンや雑誌の画像では不鮮明な箇所がある。
  • お店の人とジックリ話し合うことができない。

よくあるご相談

通信販売で中古車を注文。
代金を全額振り込んだ後に送られてきた車両が、注文した車両とは全く違うものであった。販売店に問い合わせたところ、「注文を受けたのはこの車両だ」というだけで、クレームに応じてくれない。
似たような相談が最近増えています。
「信じられない!」と思う方もいるかもしれませんが、実際にこういうことがおこっているのです。
通販での購入では、注文書を作成していないこともあるようです。あなたがどのような車両を注文したのかをハッキリさせるためにも、必ず注文書は作成してもらいましょう。


インターネットで中古車を注文。
代金を振り込んだが納車の予定など音沙汰がないので電話をしたが通じない。住所のところに出向いたが店舗はなく、そのうちにホームページも消滅してしまった。
これも信じられない話ですが、同じ様な相談が公取協に寄せられました。
いくら販売店が悪くても、相手がいないことには何も対応ができなくなってしまいます。通販やインターネットでの購入の際は相手の顔が見えないだけに、普通に購入する時よりも更に慎重になる必要があります。


福岡県在住の相談者が、東京の販売店から中古車を購入。
納車後スグに不具合が見つかったため販売店に申し出たところ、「症状を見たいから持ってきてくれ」と言われた。
このような相談も多く見受けられます。
遠方からの購入の場合はこの様なリスクも考えられます。購入時に故障が発生した場合の対応等しっかり確認しましょう。
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