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AFTCコンシューマーレポート

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Vol.1

I.トピックス:「買い取り」に関するトラブル
1.トラブルの概要
1)「キャンセル」に関するトラブル




消費者が買い取り契約を結び、その後、キャンセルを申し出るケースが多い
  ⇒消費者の自己都合によるキャンセルの申し出

しかし、商談時にトラブルにつながる販売店の強引な契約の実態あり
【商談・契約時の状況】
・査定だけのつもりで出張査定を依頼したが、強引に契約させられた
・担当者に2時間以上粘られて、やむなく契約
・出張査定を依頼、担当者が明け方まで帰らず、根負けして契約
・閉店時間を過ぎても熱心に勧められたので契約
・「今ならこの金額、明日はこの金額ではムリ」という説明を聞き契約
・「査定0だが諸費用は当社が負担。他店ではムリ」と言われて契約
・「他店ではこの金額はムリ」と言われて契約⇒他店の方が高かった
1.契約成立を理由にキャンセルに応じてもらえない
2.「買取金額の○○%」という高額のキャンセル料を請求された



2)契約後の買取価格の減額




買い取り査定を行い買取価格を決定⇒契約・車両の引渡し

後日、「メーター巻き戻し」、「修復歴車」であることが発覚したことや「年式違い」等の査定ミスを理由に買取店から買取価格の減額要求




【参考】 平成17年1月〜4月までの「買い取り」に関する相談件数
※平成16年度:432件  15年度:281件
2.「買い取り」に関するトラブルの問題点




○契約時
1.契約方法…強引な契約⇒査定後、契約するまで帰らない
      査定ミス、「修復歴」等の見落とし⇒後日、差額請求
2.説明内容…契約に持ち込むための強引(不適切)な説明内容

○キャンセル申し出時
1.
契約の成立時期…契約書への署名捺印により成立(契約書裏面約款)としているケースの妥当性
2.
キャンセル料の請求範囲…買取価格の○○%(契約書裏面約款)のキャンセル料の合理性

未然防止のためには…

・強引な契約方法は慎むこと⇒消費者契約法等との関連
・キャンセルの申し出への適切な対応
⇒成立時期を明確化・キャンセル料の請求範囲

※国民生活センターにおいても「買い取り」のトラブルに注目、対応を検討中