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AFTCコンシューマーレポート

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Vol.11

V.二輪車関係の苦情・相談
1)相談受付件数の推移(年度別)
相談受付件数5,968件のうち、四輪車に関する相談は5,383件(90.2%)、二輪車に関する相談は449件(7.5%)で、二輪車関係は前年度の350件(5.6%)から99件(28.3%)増加している。
また、四輪車関係5,383件のうち5,274件(98.0%)が苦情・相談、109件が問い合わせで、二輪車関係の449件のうち426件(94.9%)が苦情・相談、23件が問い合わせであった。【表15】
【表15:年度別相談受付件数の推移】
2)取引形態の内訳
二輪車関係の取引形態の内訳では、新車関係が71件(15.8%)、中古車関係が327件(72.8%)、その他(買い取り、整備関係を含む)が51件(11.4%)であった。【表16】 なお、新車・中古車の割合は前年度とほぼ同様であった。
【表16:取引形態の内訳】
3)相談内容の詳細
新車関係の相談内容の詳細を見ると、「品質・機能」関係では、すべて「不調・故障」が占め、「契約・取引方法」関係では「契約と内容が異なる」、「キャンセル」関係では「消費者からの申し出」が、その大半を占めている。【表17】
中古車関係の相談内容の詳細を見ると、「品質・機能」関係では「不調・故障」が約77%を占める一方、「走行距離の疑義」が約12%、「修復歴の疑義」が約9%を占めている。「契約・取引方法」関係では「契約と内容が異なる」が約85%を占め、「キャンセル」関係では「消費者からの申し出」が約95%を占めている。 【表18】
 
表中のグリーン部分をクリックすると解説へリンクします。
 
【表17:新車関係の相談内容の傾向】
【表18:中古車関係の相談内容の傾向】
4)新車関係の相談内容の傾向
〔新車関係の相談内容の傾向〕

1. 「品質・機能」
不具合そのものがトラブルに結びつくケースの 他、不具合発生時の販売店の説明不足や対応不十分によりトラブルに発展しているケースが見受けられる。
⇒何回直しても直らない。販売店には原因不明と言われた…

2. 「契約・取引方法」
契約した内容と異なるというトラブルでは、販売店の説明不足、説明内容と異なる等が原因で、トラブルが発生しているものが多く見受けられる。
⇒2003年モデルの新車を購入したが、2001年モデルであることがわかった・・・

3. 「キャンセル」
消費者からキャンセルを申し出ているものがほとんどであるが、契約成立前の申し出であるにもかかわらず販売店がキャンセルに応じないことが原因であるものの他、契約成立後にキャンセルを申し出ているものも多く見受けられる。
⇒バイクを契約、クレジットの承認も下りた後でキャンセルを申し出たが応じてもらえない…

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5)中古車関係の相談内容の傾向
〔新車関係の相談内容の傾向〕

1. 「品質・機能」
「不調・故障」に関するトラブルでは、納車時、納車直後に不具合が発生し、無償修理やキャンセルを巡ってトラブルが発生しているものが多く見受けられる。
⇒バイクを取りに行った時からオイル漏れしていた…

2. 「契約・取引方法」
契約した内容と異なるというトラブルでは、販売店の契約不履行、説明不足、説明内容の相違が原因でトラブルに発展しているものが多く見受けられる。
⇒走行22,000kmのバイクを契約したが、届いたバイクは走行40,000kmだった…

3. 「キャンセル」
消費者からキャンセルを申し出ているものがほとんどであるが、契約成立前の申し出に、販売店が高額のキャンセル料を請求したことによりトラブルに発展しているものが多く見受けられる。
⇒クレジットが通らずキャンセルを申し出たが、キャンセル料として車両代金全額を請求された…

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