上手なクルマの買い方マニュアル -中古車編-
付帯費用について
中古車を購入する際にも、クルマの代金以外の税金や保険料、諸費用などの付帯費用がかかります。それらはクルマを購入・使用する際に必ず必要になるので、あらかじめどれくらいの費用がかかるかを確認しておくとよいでしょう。
クルマを買うときに必ず納めなくてはいけない税金があります
中古車を買う時、使う時には必ず税金を納めなければなりません。
納めなければならない税金は、以下の3つです。
納めなければならない税金は、以下の3つです。
それでは、上で挙げた税金について、それぞれ説明しましょう。
- 自動車取得税
クルマを購入する際に納める税金で、新車時の価格を基準に算出します。
各都道府県税事務所に一覧表があります。
「自動車取得税」 - 自動車重量税
新車登録(届出)時及び車検時に、車検期間分を前払いします。車検が残っている中古車であれば払う必要はありません。
「自動車重量税」 - 自動車税
登録の翌月から年度末までの金額を納税します。
「自動車税」 未経過相当額
販売店が前のユーザーに自動車税や自賠責保険の未経過分を返している時に、相当額を販売店に支払います。
「未経過相当額」
8月に中古車を契約。
9月に登録される予定だったため、その分の自動車税を支払ったが、整備の遅れで10月登録になってしまった。自動車税は1ヶ月分返してもらえるのか。
9月に登録される予定だったため、その分の自動車税を支払ったが、整備の遅れで10月登録になってしまった。自動車税は1ヶ月分返してもらえるのか。
これは当然返してもらえます。
販売店は実際には1ヶ月分の自動車税は支払っていないわけですから、その分を余計に徴収することはできません。
販売店は実際には1ヶ月分の自動車税は支払っていないわけですから、その分を余計に徴収することはできません。
自賠責保険は加入しなればいけません
保険には2種類あります。「自賠責保険」と「任意保険」です。
任意保険に入るかどうかはあなたの自由ですが、自賠責保険には、次回の車検を越える期間分、加入しなくてはなりません。
「自賠責保険」「任意保険」
任意保険に入るかどうかはあなたの自由ですが、自賠責保険には、次回の車検を越える期間分、加入しなくてはなりません。
「自賠責保険」「任意保険」
クルマを買う時などには、税金や保険のほかに様々な費用がかかります
クルマを購入する際によく聞く、「諸費用」とは一体どんなものでしょう?
- 登録検査費用
購入した車をあなたのものにするためには、車検を通し、あなたの名義で登録する必要があります。
このために必要なのがこの登録費用です。販売店に代行を依頼する場合は、別途「登録検査手続代行費用」を支払うことになります。
「登録検査費用」「登録検査手続代行費用」 - 車庫証明費用
警察で車を保管する場所があることを証明してもらうための費用です。
販売店に代行を依頼する場合は、別途「車庫証明手続代行費用」を支払うことになります。
「車庫証明費用」「車庫証明手続代行費用」 - 納車費用
販売店が「ユーザーの依頼によって」、指定した場所に届けるための費用です。
納車日に販売店に直接取りに行く場合は払う必要はありません。
「納車費用」 - 預かり法定費用
販売店があなたに代わって、検査登録を受けたり車庫証明の交付の手続をする際に、関係官庁へ納入する費用のことです。
「預かり法定費用」
中古車を契約したところ、販売店から「登録と車庫証明の手続きはウチでやらせてもらいます」と言われた。これは販売店に頼まなければいけないのか。
登録や車庫証明の手続きは複雑なので、販売店に任せてしまうケースが多いですが、もちろん自分でやることもできます。